ものづくりにあたり、その建物を使う人の暮らしを中心に据えて考えていこうと思います。また、その周辺で起こることにも、気を配りたい。大きなスケールから挙げると、地球-日本-地域-近隣などの環境-建物全体-室内-部分の詳細と小さなスケールまで、できる限り見渡すことが重要だと思います。私たちが日常的に行う建物の企画、調査-設計-工事監理といった行為は、その建物内外で営まれる生活や建設前後の暮らしの時間と比較すると、ホンの一時的な出来事です。しかし、一時的な出来事でありながら、建て主の暮らしに長期的に影響し、多額の資金を使い、建設中は多くの人(工務店の人、職人、資材を調達する人、資材をつくる人など)が集中的に関わります。つまり、建て主の暮らしを中心に据えるということは、将来的な暮らしに関わることであり、建設に関わる人の暮らしや長期的多種のスケールの環境にも、関わると言えます。おおよそのところは、建て主の希望に沿って、物事を決めてもよいと思いますが、一方では、その建物に関係する事柄とキャッチボールをしながら、バランスをとりながら、ものづくりをするのが一番良いように思います。
1962年 |
兵庫県宝塚市生まれ |
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1987年 |
京都工芸繊維大学 工芸学部 建築学科卒業 |
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1987~1993年 |
(株)現代計画研究所 東京事務所(藤本昌也氏に師事)勤務 |
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1993~2000年 |
(株)現代計画研究所 大阪事務所勤務 |
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2000年 |
米谷良章設計工房設立 |
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現在に至る
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社会活動や所属団体など | ||
■兵庫県建築士会 ■兵庫県ヘリテージマネジャー ■都市住宅学会 ■一般社団法人Forward to 1985 energy life理事(2012年〜現在) ■一般社団法人 職人がつくる木の家ネット ■関西大学建築学科非常勤講師(2011年〜現在) ■京都工芸繊維大学非常勤講師(2012年〜2015年) |
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受賞歴 | ||
■自立循環型住宅研究会 第1回アワード 大賞/『リフォーム例からみた断熱改修のポイントと省エネの課題』 ■2010年都市住宅学会賞 業績賞/『ルネッサンス計画Ⅰ〜住棟単位での改修技術の開発』 ■自立循環型住宅研究会 第2回アワード 準優勝/『パッシブなモード+装置=省エネ×快適な住まい?』 ■パッシブデザインコンペ技術・製品部門 優秀賞/『パッシブ・モード+装置で団地再生する』 ■第6回地域住宅計画賞作品部門 地域住宅計画賞/『伝統的な農家を次世代へつなぐ改修』 ■住まいの環境デザイン・アワード2012 大阪ガス賞/『人つどう陽だまりの家』 |
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著書 | ||
■『本当にすごいエコ住宅をつくる方法』 (野池政宏氏と共著 2011)/エックスナレッジ |
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■『パッシブデザイン プランニングガイドブック』 (事例提供 2022)/Forward to 1985 energy life内 パッシブデザインテクニカルフォーラム |
分譲戸建・木造2階10戸|兵庫県住宅供給公社|基本・実施設計・報告書|1987
住宅建築1989.06 建築知識1989.10 「実践 木造住宅のディテール」彰国社養護学校・RC造3階|東京都|基本・実施設計・1989
新建築1992.07|第6回公共建築賞優秀賞
分譲戸建・木造2階・50戸|兵庫県住宅供給公社|基本・実施設計・1990
公営住宅・木造3階建共同住宅・54戸・集会所など|山形県|基本・実施設計(技術開発)|1992~93
建築知識「木造3階建パーフェクトマニュアル」1994.04
公営住宅・RC造4階・240戸|和歌山県御坊市|基本構想・ワークショプ・設計・工事監理|1993~2000
建築設計資料65 1998.03|和歌山県ふるさと建築景観賞、都市計画学会計画設計賞 他
公営住宅・RC造4階・50戸 集会所|兵庫県南淡町|基本・実施設計・工事監理|1994~99
賃貸共同住宅(震災復興住宅)・RC造14階・232戸|住宅・都市整備公団|設計・(意匠監理)|1995~97|全建賞
専用住宅・木造2階|個人|基本・実施設計・工事監理|1997~98|日本建築士会連合会作品賞、木材活用コンクール住宅部門賞 他
住宅特集1998.12 住宅建築2001.08 『住む』創刊号
LINK |
□一般社団法人 Forward to 1985 energy life |
□職人がつくる木の家ネット |
□ひょうごヘリテージ機構 |
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